こんにちは、なかぶです。
土地の値段の基準の1つである基準地価(7月1日現在)が、9月29日に発表されました。
全国的、また千葉県全県的には地価は下落傾向だったのですが、かずさ地域はどうだったのか、簡単にお伝えします。
基準地価ってなんだ?
まず、基準地価とは何なのか簡単に…。
リクルートの不動産情報サイトSUUMOによる基準地価の説明は下記のようになっています。
基準地価とは、各都道府県内から選んだ全国2万ヶ所以上の基準地の標準価格のことで、国土利用計画法(1974年制定)に基づき都道府県や政令指定都市が土地取引規制で価格審査の基準として用いるほか、一般の土地取引価格の目安にもなる。
1m2(林地は10アール)あたりの評価額を1ヶ所につき1人以上の不動産鑑定士が鑑定評価し、毎年7月1日現在の標準価格として都道府県知事が9月下旬に公表している。
土地取引の指標、正常な地価形成を目的とした公示地価と価格の性質や評価方法などに大きな差はないが、公示地価が都市計画区域内をおもな対象とするのに対して、基準地価は都市計画区域外の住宅地、商業地、工業地、宅地ではない林地なども含んでいるため公示地価を補完的な指標ともいえる。
リクルートの不動産サイトSUUMOより
なんか難しくてよくわかりませんが、公示地価、路線価と並ぶ、土地の値段の基準のようなもののようです。
ちなみに、ここで公表された価格で土地が取引されるというわけではなく、価格の参考の一つということなので、そこはご理解ください。
ちなみに新聞による公表では各市数か所しか掲載されていませんが、実際は住宅地の場合、木更津市で18か所、君津市で14か所、袖ケ浦市で8か所が指定されており、その価格は国土交通省の土地総合情報システムで検索することができます。
変動傾向はどうなのか?
千葉県の発表によると、千葉県全体では昨年までの上昇傾向から下降に転じ、県全体の住宅地の地価変動は、前年比0.2%の下落(去年は0.3%の上昇)ということでした。
傾向としては、東京に近いエリアは上昇傾向、それ以外は下落傾向…。
じゃあこの辺は?
県からは上昇下落の傾向が「東京圏」「地方圏」に分かれて発表されているのですが、東京圏の上昇率ベスト3を見てみると、なんとこんな結果になっていました。
【令和2年度千葉県(東京圏)基準地価市区町村別上昇率ベスト3】
- 第1位 袖ケ浦市(2.3%)
- 第2位 君津市(1.6%)
- 第3位 木更津市(1.3%)
周辺の3市が上位を独占という結果でした!
ちなみに地方圏では、東京オリンピックのサーフィン開催地である一宮町だけが昨年に続き1.9%の上昇だったので、県全体での上昇率としては一宮町が2位になりますね。
しかし、人気の浦安市(1.0%上昇)、習志野市(0.6%上昇)を抑えて、君津地域3市が上昇率で上ということは、この辺の地価はまだまだ安い、と判断されているようです。
新型コロナウイルスの影響で全体は下落傾向ですが、周辺の土地は、このまま上昇して行ってくれるとちょっとうれしいですね。(固定資産税が上がるのは勘弁してほしいけど…)
ちなみに上昇率は高いものの土地の価格は比べるまでもありません…。
比較すると半分以下。
でも、安いからお買い得!ですね。
中古住宅に補助金も
そんな中、君津市に家がほしいと考えている方に朗報があります。
それが君津市戸建て中古住宅取得補助事業で、今年度分は令和3年2月1日まで申請受付が行われています。
この事業、いくつか条件があるのですが、基礎補助額として30万円、条件に一致すればさらに40万円の補助金がプラスされ、最大70万円が君津市から支給されます。
君津市に住みたい、と考えている人はチャンスです!
詳細は下記の君津市のページをご覧ください。
もっと地価が上がる、かな
まわりの地価が下がる中、依然として上昇を続けているということは、この地域が東京からも近くて住みやすい割に、地価がまだ安いということだと思います。
この住みやすい街に、もっとたくさんの人が住むようになってくれるといいですね。
なおこの記事のもとになった、千葉県発表の地価調査については、千葉県のホームページ(令和2年地価調査)をご覧ください。
ではでは~