こんにちは、なかぶです。
さる12月13日、JR東日本から来年3月のダイヤ改正のあらましが発表されました。
木更津、というか内房線関係についてまとめてみたいと思います。
すっかりアクアラインにやられっぱなしの内房線なので、今回もあまり明るい話題はありませんが…。
内房線関係の主な変更の内容は下記の通りです。
1.さざなみ 1 号の姉ヶ崎駅停車
2.新宿さざなみ2号の運転時刻の変更
3.総武線に直通する快速列車の増発
4.君津駅での快速列車と館山方面列車との接続改善
それぞれについて、ちょっと考察(っていうか思い)を。
1.さざなみ 1 号の姉ヶ崎駅停車
アクアラインの開通以来、すっかり弱くなってしまった内房線特急。
もともとは1時間おきに館山・千倉まで運転していた「さざなみ」ですが、全てが君津止まりとなり、通勤時間帯だけの運転になって久しいですね。
朝の上りと夕方の下りだけの運転、という完璧な通勤ダイヤになっています。
東京から、木更津、君津まで乗り通す人も多くはないので、バスではちょっと不便な姉ヶ崎に停めて、そこの需要を喚起しようというもくろみですね。
もともと五井は停まってましたが、五井からも羽田、横浜、新宿へはバスがあるので、バスのない姉ヶ崎をピンポイントに狙ったということでしょう。
これがうまく行って味をしめたら、八幡宿も停まるようになったりして…。
それは避けてもらいたいです。(鈍足「快速」の再来はやめて~)
ちなみにさざなみ1号は、東京発17:30で、姉ヶ崎には18:17着、終点君津には18:38に到着するようになります。
2.新宿さざなみ2号の運転時刻の変更
新宿さざなみ号はその名の通り、新宿から館山を結ぶ特急で、週末を中心に運転されています。
しかし、JRバスと日東交通で運行している「新宿なのはな号」と丸かぶりですね。
JRバスも参入してるあたり、自分で自分の首を絞めてるような…。
それはさておき、今までは上りの新宿さざなみ号は館山を13時台に出発していましたが、それがなんと! 15時台になります。
日帰りの観光客が帰る時間としては早すぎるような気がしますが、13時台からすると格段に良くなるような感じですね。
しかし、このあとの16時台には新宿さざなみ4号がありますので、ほとんどの方はそちらを利用されるのではないでしょうか。
週末の16:00~19:00くらいは、アクアラインの渋滞がピークになる時間帯なので、そこを狙って「定時性」を売り込んでいけば、もう少し本数が多くてもそれなりの乗車率が取れると思うんですけど…。
内房線は良くても、千葉から先の総武快速線のダイヤに空きがないのかな?
3.総武線に直通する快速列車の増発
これは「増発」とは書いてありますが、それと引き換えに1日に1往復だけあった「特別快速」の運転が終了します。
ということで、実体はプラスマイナスゼロ、です。
3月で運転を終了する特別快速は、停車駅が東京、錦糸町、船橋、津田沼、千葉、蘇我、五井、木更津、君津、佐貫町、浜金谷、保田、岩井、富浦、館山で、総武快速線内も停まる駅が少なく、特急の代替という側面が大きい列車でした。
特に千葉-木更津間は、蘇我、五井しか止まらないという、往年の快速を思い起こさせるような速達ぶり。
本来の快速はこうでないと、ですよね。
個人的には増発を期待していましたが、今度の改正でなくなります。
木更津で基本編成を切り離して、そこから先は4両、という短さもまずかったのでしょうか…。
1日1往復では、バスの便数の多さには、とてもかないませんよね。
とにかく、残念です。
(あまり乗らないけど…)
4.君津駅での快速列車と館山方面列車との接続改善
これも「接続改善」とは書いてありますが、一部報道によると館山方面の列車は君津始発になり、千葉直通は減らされるために、同じホームで乗り換えられるようにする、というのが実体のようです。
実際は乗り換えの手間が増えるだけ、ということでしょうか。
そうなると気になるのが、木更津までの内房線の駅で唯一快速が停まらない巌根から君津の先に行こうとする旅客が著しく不便になるんじゃないかということ。
その移動にどれだけの需要があるのかわかりませんが、非常に不便になることが予想されます。
ということで、内房線は来年3月から、さらに不便になるという感じです。
この辺でなんとかしないと、このままじゃ内房線なくなっちゃうかも…ってそれは大げさか。
あまり乗らないなかぶが言うのも変ですが、内房線にも外房線にもがんばってほしいです。
ではでは~