こんにちは、なかぶです。
すでにお知らせしたとおり、なかぶは11月1日から君津中央病院に入院し、手術を受け、11/22に退院しました。
この記事では、どこが悪くて入院したのか、中央病院への入院ってどんな感じなのか、非常に個人的な視点ですが、自分の備忘録としてまとめておきたいと思います。
参考になるかどうかわかりませんが、よろしければご覧ください。
6回目は、集中治療室(ICU)を出て、ナースステーション前の個室の4日間のできごとです。
ナースステーションの前の部屋
ICUを出て入ったのはエレベーターから一番近いナースステーション目の前の部屋。
手術室に車いすで連れて行ってくれた看護師さんが、ICUまで迎えに来てくれて、ベッドに乗ったまま運び込まれました。
この段階ではお腹から管が2本、尿を取る管と点滴の管、そしてペースメーカー用の電線が3本付いていました。
特にお腹の管(ドレーン=体内の不要な液体を出すための管)はその先に布団乾燥機のような機械がつながっており、これがある限りは自由に動くのは無理そうな感じ…。
実際この部屋にいる間は、自分で動くことはありませんでした。
個室なんだけど…
「個室」と聞いたら自分一人しかいないので、さぞや静かに過ごせるんだろう、と思っていました。
しかし、実際はそんなことなく、ナースステーションで警報が鳴る音が丸聞こえ。
よく医療ドラマで心臓が止まっちゃったときの警報音がよく聞こえましたよ。
(実際は心電図モニタの電極が外れて鳴ってることがほとんどだと思います)
その他、機会が出してるらしいワルツの音楽が夜中も含めてしょっちゅう聞こえてきたりして、意外と騒々しい感じでした。
実際、この後大部屋に移動したときのほうが、夜は静かに眠れましたよ…。
個室差額はなし
そんなことがあるせいなのか、動けなくて仕方なくいるからなのかわかりませんが、通常かかる個室の差額分の請求はないようでした。
なかぶに直接説明はなかったけど、別の患者さんに説明しているときにそういう内容が聞こえてきて、支払い時の請求書にも計上されていませんでした。
1日¥5,500(税込、周辺4市(木更津市、君津市、富津市、袖ケ浦市)に住む人の料金)もかかるので、4日で¥22,000。
保険も効かない請求ですから、そのままの金額を負担すると考えると、結構大きいですよね。
請求がなくて助かりました。
食事はおかゆ、水分の計量も
手術した翌々日から再開した食事ですが、最初は3分がゆ、翌日は5分がゆと少しずつコメの量が増えてきました。
3分がゆの食事はこんな感じ。

そのままだと、お米が見えないですね…。
おかずも細かく刻まれており、消化が良いようになっていました。
ちなみにメニュー表はこんな感じ。

納豆禁止と書いてあるのは別途説明しますが、薬の効き目に影響が出てしまうせいです。
翌日の5分がゆ食。

うっすらとお米が見えてきましたw
おかずは普通と同じで、フルーツもついてくるようになりました。
そしてさらに翌日は全粥に。

完全にお米が見えるようになりました。
1日ずつ主食がグレードアップ?してきたので、さらに翌日は普通のご飯になる…と期待してましたが、個室にいる4日間はずっとお粥でした。
で、めんどくさいのが水分の量を計らなければいけないこと。
お茶、味噌汁、牛乳、飲むヨーグルトくらいまでは理解できますが、フルーツもそれに含まれるため、専用のはかりが置かれ、こんな感じで計測することになりました。

もちろん食べた量だけなので、お皿と皮の分は引いた値を計上します。
体のためとはいえ、バナナも水分?って感じでした。
なかなか抜けないドレーン
最初の説明では、術後3日程度でドレーンが抜けるという感じだったので、水曜に手術して土曜日くらいには抜けて、それと合わせて尿管も抜けて、ある程度自由に動けるようになるのかと思ってました。
しかし、ドレーンに出てくる不要物が多いということで、術後3日目の土曜日には抜けず、よく日曜日もまだ多いので抜いてもらえませんでした。
体は毎日看護師さんに拭いてもらえましたが、術前の火曜日にシャワーをしたきり、頭が洗えてなかったので、髪の毛が脂でベタベタ…。
なので、看護師さんにお願いして、頭を洗ってもらうことにしました。
頭を洗うための大きな洗面器まで行くのもドレーンの機械(布団乾燥機みたいの)が付いてるので一苦労。
ドレーンの機械と尿の袋、さらに点滴も持って行かないといけないので大荷物での移動でした。
無理言ってごめんね、看護師さん…。
でも、5日ぶりの洗髪でさっぱりしましたよ。
ドレーンが取れたのは術後5日目
その問題のドレーンは頭を洗ってもらった日の翌日の月曜日にやっと取れました。
朝の回診で先生たちがいつよりも気合を入れて来てくれて、「今日は取りますから」と。
まずは問題のドレーン。
「引っ張られるような感じがしますよ」と言い、直径1センチほどの管を引っ張って取ってくれました。
30cmくらい?
思ったより長い管が出てきました。
もう1本もすぐに取り、ぽっかり空いた傷口をどうするのかと思ってたら、なんかチューブに入ったゼリーのようなものを無造作に突っ込んで、ブチューっと入れて、その上からガーゼを当てておしまい…。
思わず先生に「これだけですか?」と聞いちゃいましたよw
そしたら、当たり前ですが「大丈夫です」と。
そんなんでこの穴くっついちゃうんですね。
現代医療ってすげー…。
さらにペースメーカー用の電線も抜いてくれました。
3本入ってるらしく、固定された糸を切って抜いてました。
が、3本目の線が引っ張れない、というか「ない」。
まあ取れたんでしょう、ということでおしまい。
※翌日撮ったレントゲンにも写ってなかったので、ほかの2本と一緒に取れた、ということで一件落着しました。ちなみに体内に残ってても問題ないそうです。
尿管は別途看護師さんが取ってくれるということで、回診は終了しました。
管が全部取れて大部屋へ
回診が終了して、残すは尿管だけ。
看護師さんが取りに来てくれました。
口で大きく呼吸してください、と言われて深呼吸。
息をはいてるところで「グッ」と引っ張られて抜けました。
患部?がジーンと熱くなりましたが、これで自由の身になりました。
(点滴はまだついてますが)
その後、またベッドに乗ったまま大部屋へ移動。
4人部屋の希望通りの窓側になりました。
手術前看護師さんに、「戻ってきたときも窓側がいいな」とのたったひとこと言っただけだったんですが、それががちゃんと伝わっており、希望通りにしてくれました。
海や対岸まで見えるなかなかの眺めで、内房線もドクターヘリもよく見える場所。

いい感じでした♪
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大部屋に戻ってきて、ちょっと安心。
自分は何もしてませんが、大仕事が一つ片付いたように感じました。
つづく
5日くらいでお風呂入れないのが気になりますよね。自分は3年前に膝の皿骨折で40日間入院しましたが、お風呂入れたのは2週間後でした。その間当然髪も洗えずでした。10日くらいすると慣れてきてました。。。