こんにちは、なかぶです。
3月に行われたJRのダイヤ改正。
今回の改正では南房総のJR(内房線、外房線)に大きな変化がありました。
それが新型車両E131系によるワンマン運転と、木更津から安房鴨川を通って上総一ノ宮までの内外直通運転。
それに合わせて今まで一番短くても4両だった普通電車がたったの2両に短縮化…。
その影響があるのかないのか興味があるのと、いすみ鉄道に走っている国鉄型気動車(キハ52、28)に乗るために、半日のショートトリップに出かけてきました。
新しいE131系はたったの2両編成
出発すべく木更津駅ホームに立ったのは4/3(土)の9時過ぎ。
9:29の上総一ノ宮行に乗って、外房線の大原に向かいます。
木更津駅の案内で上総一ノ宮行きってすごい違和感ですね。
乗車するのはSuicaでもいいのですが、旅の気分を盛り上げるために多機能券売機で切符を購入。
経由が蘇我経由になってますが、千葉県内は大都市近郊区間なので問題なしです。
線路上には新しく設置されたらしい2両用の停車目標が。
ホームにも千葉県独特の乗車位置案内が追加されていました。
国鉄時代から千葉県内は、こんな三角で乗車位置を案内してますよね。
岩根方向からやってきた電車は新しいE131系2両。
停車後、ボタンを押してドアを開けてから乗車します。
ボタンを押さないと乗れないので、注意が必要ですね。
まだこの新型車両が走り始めて3週間なので、途中駅で乗ろうとした人が停まったドアの前で開くのを待ってるという光景が何度か見られました。
今まではドアが自動で開くのが当たり前でしたからね…。
まあ慣れていただくしかないでしょう。
ちなみに降りるときも自動では開かないので、ボタンを押して開けてから降りる必要があります。
ドアはランプがついているときだけ開閉できます。
2両でも思ったほど混雑はない
そういうしているうちに定刻通り9:29に木更津を出発。
乗車率は立っている人が全員座れるくらいでしょうか。
思ったより混んでませんでした。
先行で快速君津行きがあったので、君津でたくさん乗るかと思いきや、それほど乗らず、ちょうどいい感じで内房線を進みます。
その先、浜金谷で多少乗り降りがあったほかは、各駅ともに乗降車数人という感じで館山に到着。
館山でも結構乗り降りがありましたが、隣にいた木更津から乗車したカップルはまだ降りません。
特に両方とも鉄道好きというわけではないようですが、普通の人がこの距離を鈍行で乗るっていうのは結構根性あるなと思ってました。
ちなみに聞こえてきたカップルの会話にこんなのが…。
「ワンマン運転のワンマンってどういう意味?」
「わかんない」
「ググってみたら?」
うーん、ちょっとは考えてみてよ…。
椅子は固い…
しかしこのE131系の椅子、快速のE217系よりはやわらかいとはいえ、乗車時間が1時間を超えるとお尻が痛くなってきます。
館山を過ぎて、安房鴨川に着くころにはちょっと辛い感じになってしまいました。
安房鴨川で2分くらい停車したので、写真撮りついでに腰を伸ばしてちょっとスッキリ。
安房鴨川でほとんどの人が下車し、2両の車内はガラガラに。
地元の人というよりは乗り鉄がほとんどという感じ…。
この辺、電車乗る人少ないのね。
いすみ鉄道へ乗り換え
木更津から2時間40分でいすみ鉄道乗り換えの大原に到着。
ここでやっと乗ってきた2両編成を写真に収めました。
腕章をつけた千葉支社の人が一部区間で後部車両に添乗してたようですが、大きなトラブルもなく、ワンマン運転もまずまずのスタートを切ったようです。
改札を出て、JRの駅舎の隣にあるいすみ鉄道の乗り場へ。
売店の中で切符を買います。
券売機もありますが、売店のレジで買うと急行券を硬券で発行してもらえるのでおすすめです。
乗車券は小湊鐡道の五井まで通し券(房総横断記念乗車券)を買うと、だいぶ安く上がります。(2,170円→1,730円)
そんなに人出はないだろうと踏んでいたのですが、すごい人出。
2両しか連結してないのに大原方の1両はレストランキハとしての営業なので、実質的にはキハ52の1両だけが乗車可能。
早く乗ったとは思うのですが、ボックス席には座れませんでした。
先日の改正で急行は1日1往復だけになりましたが、休日に急行運転するときはレストラン列車はやめといたほうがいいような気がします。
いろいろ事情はあるんでしょうが…。
キハ28乗りたかったな。
しかし、キハ52でもレトロ気分はしっかりと味わえました。
車内には撮影コーナーやスタンプもあり、
国吉駅では応援団の方の立ち売りもあったり、けっこう楽しめました。
なんといっても窓が開く車両というのはいいですね。
特に今の季節は最高です。
約1時間で終点の上総中野に到着。
大混雑でしたが、約1時間、国鉄型気動車の旅をしっかりと楽しめました。
乗ってる人も多かったですが、沿線で写真を撮ってる方が多かったのは印象的でしたね。
すっかり少なくなった国鉄型気動車、大切に使って、長く乗らせてもらえるようにお願いしたいです。
小湊鐡道はゆったり
上総中野からはバスにさんざんお世話になってる小湊鐡道。
いすみ鉄道みたいに混雑してたらいやだな、と思っていたら、こちらは3両連結で到着。
いすみの実質1両から3両に乗り換え。
全部ロングシートですがゆったりと座ることができました。
こちらも気動車なので、エンジン音を轟かせてゴトゴト進みます。
窓を開けて、風を感じることができました。
1時間15分ほどで五井に到着。
五井駅では小湊鐡道の改札を通った後、JRの有人改札を通るのですが、JRの社員(若い女性2人)に切符を渡そうとすると、うちには関係ないとばかりに受け取ってくれませんでした。
受け取ってくれたっていいじゃんね。
ワンマン化だけじゃなく、こんなところも合理化か…。
駅前には小湊鐡道を模したポストがあったり、
新しくできた、こみなと待合室なる施設もありました。
こみなと待合室については、別記事で紹介しますね。
あと、車庫にはJR東日本から譲渡を受けたキハ40が停まっていました。
もうすぐ運行開始とのことで、国鉄気動車好きとしては楽しみです。
いすみ鉄道、小湊鐡道ともに、今の雰囲気を大切に末永く国鉄型気動車で楽しませてほしいです。
五井からは内房線(209系)で木更津へ戻り、ショートトリップは終了。
西口の駅名表示が壊れたまままだ直されてないのね…。
遠くに行かなくてもレトロ感を味わえます
鉄道にレトロ感を求める方はそれほど多くないと思いますが、もし昭和を感じたいのであれば、いすみ鉄道、小湊鐡道はとてもおすすめです。
内房線、外房線は最新の電車、ローカル私鉄は日本最古に近い気動車と両方のギャップを感じるのもおもしろいかもしれません。
木更津からもそんなに遠くないので、ドライブがてら出かけてみてはいかがでしょうか。(いすみ鉄道沿線には大原・国吉・大多喜・上総中野に駐車場が用意されています)
ではでは~
なかぶさんしばらくです けがもすっかり回復しました 南房総に導入されたJR新型電車に先月乗車しました 古い駅舎や無人駅も多い線区に最新の車両というのが新鮮でした 通勤通学で利用する人は気分上がるでしょうね でも たまにしか鉄道に乗らない私には「気動車」が面白くてしょうがない あのうるささと揺れが非日常感あるからでしょう キハ40に早く乗りたいです
アルテより105さん
こんにちは、なかぶです。
コメントありがとうございます。
けがか回復されたそうでよかったです。
コロナ禍での入院、たいへんでしたね。
そう! 気動車、おもしろいんですよ。
あのエンジン音とゆっくりした加速、たまに無性に乗りたくなります。
窓の開く気動車でエンジン音を聞きながら、風を感じるのが最高です。
またいすみ鉄道と小湊鐡道には出かけちゃうと思います。
キハ40も楽しみです。
気が向いたら、小湊~いすみ行ってみてくださいね。
ではでは~